全日空、第1四半期は営業利益29億円−3四半期ぶり黒字転換

ANAグループの2011年3月期第1四半期(2010年4月1日〜6月30日)の連結業績で、営業損益は3四半期ぶりの黒字となる29億8100万円となった。全日空(NH)上席執行役員財務部長の金澤栄次氏は、「営業損益ベースでは、当初の予想と比べて200億円ほど上回った」と説明。景気の回復基調にあわせてビジネス需要が回復し、レジャー需要も堅調に推移したという。売上高は前年比13.7%増の3068億5400万円(前年度:2698億 9800万円)、経常損益は29億6700万円の赤字(4945600万円の赤字)、四半期純損益は52億5400万円の赤字(292億200万円の赤字)であった。

 国際線旅客事業では、アイスランドの火山噴火により約10億円、タイの政情不安で約3億円減収したが、一時的な影響にとどまり、ビジネスを中心とする需要回復や供給量の拡大により、売上高は46.2%増の641億円7100万円となった。また、国際線旅客数は26.2%増の122万4000人となり、旅客単価は燃油サーチャージを含めて15.9%増の5万2412円と増加。なお、現時点での7月から9月までの国際線旅客数は、7月が19%増、8月が8%増、9月は6%増で推移しているという。

 国内線旅客事業では、売上高が3.5%増の1435億2900 万円と増収したものの、日本航空(JL)によるバースデー割などの価格戦略の影響を受け、旅客単価は2.3%減の1万5003円と低下した。国内線旅客数は5.9%増の956万6000人でとなった。なお、7月から9月までの国際線旅客数は現時点で、7月が2%増、8月が4%増、3%減で推移しているという。

 また、旅行事業の売上高は、販売費用のコスト削減などが奏功したものの2.7%減の327億円であった。このうち、海外パッケージ商品の販売は順調に推移し6.9%増の46億5700万円、国内パッケージ商品は伸び悩み3.6%減の252億3900万円となった。

 通期予想については、売上高1兆3600億円、営業利益420億円、営上利益130億円、純利益50億円のまま変更しない。7月から9月までの夏休み期間での上積みと、10月末の羽田空港国際化による需要の高まりを見込んでいる。

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