日本航空、6月は営業黒字を計上−路線縮小と機材小型化、コスト削減が奏功

日本航空(JL)が7月28日の定例会見で発表した、日本航空インターナショナル(JLI)の2010年6月の営業収益は993億300万円で、営業損益は 73億600万円の黒字となった。JALグループ連結では、営業収益が1176億8300万円、営業損益が92億2800万円の黒字(単体、連結とも速報値)。

 4月、5月は赤字計上となったが、今月から財産評定結果を反映した結果、減価償却費が減少したため利益を押し上げた。財産評定前の数字で試算すると、JLI単体では2億円程度の赤字、連結ではほぼ黒字になる程度で、今月は75億円くらいの影響があるという。また、国際旅客と貨物が好調に推移したこと、会社全体のコスト削減に一定の効果があったことも、業績向上に寄与したとする。

 特に、コスト構造が変革したポイントとして、JL社長の大西賢氏は「路線規模の縮小と機材の小型化」をあげる。その結果、今月の搭乗率は国際線では前年比20ポイント増、国内線では4ポイント増を達成した。さらに、燃料費と人件費の削減も影響が大きく、今後の再生計画でも、燃料費と人件費を大きなポイントとして組み込んでいく考えだ。

 なお、4月から6月の累計では、JLIが営業収益が2895億6500万円、営業利益が88億4600万円。連結では営業収益が3500億1600万円、営業利益が164億3400万円となった。
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