全日空、国際線の成長鮮明、7月の旅客数は2割増−日本航空は1割減に

日系航空会社2社の7月の国際線旅客輸送実績が出揃ったが、全日空(NH)が成長を続けている。旅客数が前年比19.0%増の40万9432人となったほか、座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)の5.9%増に対して、需要をあらわす有償旅客キロ(RPK)が14.5%増と大きく拡大し、ロードファクターも5.3ポイント増の82.0%。これに対して日本航空(JL)は旅客数が11.0%減の87万700人、ASKが17.6%減、RPKが 11.6%減、ロードファクターが5.2ポイント増の76.7%となった。依然としてJLが2倍以上の規模を保っているものの、JLが経営再建に取り組む中で、NHの勢いが鮮明になっている。

 ただし、JLでは座席供給量の削減やそれに伴なう旅客数の減少の一方、予約の調整を進めた結果平均単価が20%増となり、収入も10%増と収益性が改善できているという。方面別では、中国の回復がめざましく、旅客数が4.8%増の15万2564人、 ASKが33.8%減であるのに対してRPKが3.5%増となり、ロードファクターは27.4ポイント増の76.7%となった。


  NHは、北米、ヨーロッパ、アジア・オセアニアと大まかな方面でしか実績を発表していないものの、北米のASKを0.9%減とした以外は、旅客数、 ASK、RPKのすべての数値でプラス成長。利用率はヨーロッパが唯一0.2ポイント減となったものの、概ね好調な数値を維持した。


 なお、国内線では、JLは旅客数が6.8%減の305万5892人、ASKが9.3%減、RPKが7.0%減で、ロードファクターが1.5ポイント増の 61.6%となった。NHは、旅客数が前年並みの330万7204人、ASKが5.1%減、RPKが0.2%増となり、ロードファクターは3.3ポイント増の63.7%となった。

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