アメリカン航空、羽田就航で成田は“際際”強化へ−カリブなど新方面も期待

アメリカン航空(AA)日本地区旅客営業本部長の稲場則夫氏は10月12日、本誌取材に応じ、来年1月の就航を予定する羽田/ニューヨーク(JFK)路線の販売戦略を語った。AAでは、羽田線に成田/JFK線と同じボーイングB777-200型機を導入する計画で、東京/JFK間の座席数は倍増することになる。羽田路線のターゲットについて稲場氏は、ビジネス需要は都心部を中心とし、レジャーは都心部だけでなく地方の需要を見込んでいると説明。一方、成田空港については、成田発の時間が18時台と他社に比べて遅めであることから、ワンワールドのパートナー航空会社による他国からの乗り継ぎ需要の取り込み強化に意欲を示した。

 羽田のビジネス需要は、東京や神奈川などの企業の利用を想定。問い合わせもこれらの地域からが多いという。レジャーは、ニューヨークへの需要だけでなく、カリブ海のバルバドス島やヴァージン諸島バミューダ島、そして中南米など、接続が良くなる新しいデスティネーションに期待。また、カリブ海のクルーズとの組み合わせなどの可能性も探っており、「帰国時にニューヨークで1、2泊できる」こともメリットとして打ち出したい考え。

 一方の成田線については、「今後、独占禁止法適用除外(ATI)が進んでいけば、スケジュールの調整をしながら、各社のフィードを使ってアジアからの需要を成田線に集約していきたい」という。これまでは取り込みきれなかった需要もあるとの見方で、ATIの認可後に日本航空(JL)と開始する共同事業を含めて、柔軟に対応していく方針だ。

 なお、運賃設定に関しては、「羽田は多少高くても売れるのではないか」と予測。ただし、成田線も維持する方針であることからコンビネーションなどによる利便性の向上も検討しており、「(消費者にとって)分かりやすいかたちで進めていきたい」とした。
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