ユングフラウ鉄道、2010年日本人利用者13万人へ−100周年に向け各種施策も

スイスのユングフラウ鉄道CEOのウルス・ケスラー氏がこのほど来日し、日本市場に対する営業戦略と、全線開通100周年を迎える2012年に向けて展開するプロモーション内容について語った。ケスラー氏によると、日本は利用者数でアジア1位であるとともに、最も成長を期待する市場だという。日本人利用者数は2009年に11万5000人で、2010年は1月から8月までの累計ですでに10万5000人となっており、「2010年通年では13万人まで伸びる」との見方だ。また、2012年にはユングフラウ鉄道グループが全線開通100周年を迎えることから、多様なプロモーションを展開する方針を示した。

 ケスラー氏によると、ユングフラウ鉄道の日本人利用者はファーストタイマーが多く、リピーター化に向けて、新たな設備やアトラクションなどを充実しているところ。例えば、ユングフラウ・ヨッホに向かう定番のトレッキングコースを2011年から「アイガーコース」と名付け、コース上にモニュメントやおすすめの撮影スポットを表す標識などを設置。さらに、同コースをツアーに組み込むと、アイガーの岩山から採ったアイガーストーンを提供するといったインセンティブも用意。

 また、日本市場のハイシーズンが6、7月であることから、秋へ需要を分散するプロモーションも展開中。例えば、2009年からはバンドやアーティストの演奏、ダンスを楽しむイベント「インターフォーク」を実施しており、ユングフラウ地方の伝統や文化に触れられるように工夫。今後も秋のツアー造成を促進し、秋の旅行需要を喚起する考えだ。

 このほか、開通100周年のプロモーションでは、2010年10月14日をジャパンデイとし、日本人がユングフラウ・ヨッホへの往復乗車券大人1枚を購入すると、大人同伴者1名と子供2名まで無料で同乗できるようにした。さらに、2011年は10月15日から21日までをジャパンウィークとし、同様のキャンペーンを実施する予定。このほか、旅行業界向け、一般消費者向けに 100周年を記念したパスを用意する考えもあるという。こうした取り組みにより、2012年には「日本人利用者15万人をめざしていきたい」考えだ。
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