マレーシア航空、コタキナバルを第2のハブに−羽田発のレジャー需要取込へ

マレーシア航空(MH)は、コタキナバルを第2のハブとして需要の取り込みを強化する。8月31日にはインフィニと共同でセミナーを開催し、11月15日の羽田/コタキナバル線の運航開始にあわせ、旅行会社向けに現地の観光情報や宿泊施設を紹介。MH北アジア地区支配人のヤップ・キャン・ティアム氏は、「羽田路線では大部分がレジャー需要を見込んでいる」と話す。さらに、コタキナバルを第2のハブとして活用することで、日本企業が多く進出するサラワク州都クチンへのビジネス需要もにらむ。

 コタキナバルへの日本人訪問者数は年間3万5000人から4万人。オランウータンをはじめとする動物やアマゾンより歴史の長い熱帯雨林、ダイビングやシュノーケリングといったマリンアクティビティなど、レジャー需要に適した素材が多くあるという。今後、マレーシア政府観光局やサバ州観光局とともにプロモーションを展開し需要を喚起する。

 ヤップ氏によると、8月の日本/マレーシア間のロードファクターは83%で、1月からの累計で75%程度を維持。マレーシア発の需要も伸びているものの、日本人シェアは約60%という。羽田/コタキナバル線ではコタキナバル以遠の需要も見込み、70%程度の日本人シェアを維持していく考えだ。なお、団体用にはエコノミークラス144席中100席まで確保が可能だという。コタキナバル以遠では、丸紅などの日本企業が進出するクチンへの乗り継ぎ利便が高まるため、コタキナバル経由の業務渡航での利用を見込んでいる。

 羽田/クアラルンプール線に就航を予定しているエア・アジア(AK)については、すでに他の路線でも競争しており羽田路線だけが特別ではないという見解だ。ヤップ氏は、「羽田路線の開設で供給量が増えるのはいいこと」ととらえており、格安航空会社(LCC)とは異なるMHブランドとしてフルサービスを提供することで差別化をはかる。なお、運賃は成田、羽田ともにコモンレートとし、コミッション率も5%を維持していく。

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